CARBO BASSO

 

ZERO AUDIO インナーイヤーステレオヘッドホン カルボ バッソ ZH-DX210-CB

ZERO AUDIO インナーイヤーステレオヘッドホン カルボ バッソ ZH-DX210-CB

  • 発売日: 2012/09/14
  • メディア: エレクトロニクス
 

 初めて触れたのは5年位前だけど、製品自体は8年も前に発売されてたのね……。

 

eイヤホンの店頭で初めて試聴したときに「ヒエー!低音ブリブリに出てるのに他の帯域も綺麗に出てて3,000円ー!!」っていう一目惚れ(?)をしたのを覚えてる。

 

事実今でも5,000円以下のイヤホンだとこれが最適解くらいに思ってるし、音ゲーやったりJ-CORE聴きまくったりしてる若い人たちには特に薦めたくなるくらいのサウンドバランスが担保されてる。

唯一ネックなのは低音が出まくるが故にあらゆる音源においてローが持ち上がりまくるせいで曲本来のバランスを欠きやすいっていうところ。

裏を返せばスマホとかの出力が多少弱くても底上げがかかるから、何も考えずに買ってもどうにかなるエントリーモデルとしての立ち位置は果たしてると言える……のかな?

 

ただねぇ……これ言っちゃうと今後ワイヤードイヤホンについて記事が書けなくなる危険性があるんだけど、iPhoneを代表にイヤホンジャックがオミットされてる出力機が当たり前になりつつあるこの世の中で積極的にワイヤードイヤホンを買う人って居るのかしら……。

ステレオコンポとかラジカセにイヤホンぶっ挿すのなんてそれこそ20年近く前の話だし、無線通信技術の目覚ましい進歩によって猫も杓子もアタシもワイヤレスイヤホンを使っているわけですよ。

そして憎たらしいことに昨今のワイヤレスイヤホンは普通に音質が良いから余計にワイヤードの立つ瀬が無くなっているという……。

 

イヤホンって生活必需品的な色もありながら、でもやっぱり嗜好品だから将来的にワイヤードは一部のスキモノしか使ってないなんて未来も有りうるし、何ならワイヤードは絶滅してワイヤレスがメインストリームになりつつも次のトレンドは骨伝導だぜなんて未来も有りうる。

言うなれば技術革新による最適化なのかもしれないけれど、古き良きものが隅に追いやられていくのは居たたまれないと思うのです。