DoubleZero 001

 

DoubleZero ヘッドホン 00-001B ブラック

DoubleZero ヘッドホン 00-001B ブラック

  • 発売日: 2017/04/19
  • メディア: エレクトロニクス
 

ヘッドホンよりはイヤホン派ではありますが、ヘッドホンもとりあえず2機ほど保有しております。

1機はこのDoubleZero、もう1機はSATOLEXのDH291-A1R "Cameria"。

Cameriaの方は何年か前に試聴したときに欲しいなとは思ってたんですが当時のお財布事情により断念……してたら、今年に入って某イヤホン屋の投げ売りセールで2,500円とかいう捨て値で売られていたので購入したという経緯が。

いついかなる時でもチャンスは転がっているんだなぁ、引き換えに金銭が消えていくんだなぁと感じられ。

 

で、このDoubleZeroも元々は2万円くらいのそこそこお高めヘッドホンだったのに、とあるタイミングから値段改定によって約5千円への超絶値下がりを成し遂げた、いわく付きの製品でございます。

中古相場とか投げ売り価格ではなく、一般市場に流通している新品の定価がいきなり75%OFFになるってどういうマジックなんだろうか……。

発売当初は「ZEDD監修!」とかいう触れ込みで売っていってたっぽいけど、値下がりのタイミングでそのコピーも外れて完全に無かったことにされてるみたいだし、かといってそんなことだけで値段が下がるってのはなかなかのあやしいわーるど

サッと調べた限りだと確たる証拠もソースも出てこないし、結局は憶測の世界でこうじゃないかと述べられてたけど、個人的には版権利用料とかロイヤリティ契約とかその辺が変に絡んでたんじゃないかと思っていたり。

 

肝心の製品そのものの紹介をすると、中~高音域がやや強めなものの全体的にはバランスの取れた音が鳴るヘッドホンです。

人によったらモニター用ヘッドホンみたいっていう感想もあるけど、実際に解像度自体はかなり高めな印象はあって、リズム隊とかベースラインの細かい曲も聴き分けやすいのは最大の特徴かなぁと。

反面、音場はあんまり広くないし、アコースティックな音とかバンドサウンドは表現力に欠ける嫌いがあるので、どっちかというと打ち込み系の曲とかアニソンを聴く人に向いてるヘッドホンとも言える……かも。

 

現状もそこそこ流通してるっぽいし、鳴らす音自体はお値段以上だと思うのでわりとオススメ……なんですが、ちゃんと鳴らすためにはパワーのあるDAPかアンプを噛ませるのが必須。

この価格帯を積極的に選ぶ層ってスマホとかパソコンに直挿しするくらいの手軽で気軽なチョイスをするのが普通だと思うけど、いかんせんそれだと音の鳴りがあんまりよろしくない。

自分が過去使ってたXDP-30Rであってもローゲインじゃ音がしょぼい、ハイゲインにすると中高域が強調されるだけで低域が伸びて来ないから聴いてて辛いという責め苦にあってしまったので、オーディオ環境次第で製品評価がだいぶ変わりそうなのはかなり勿体ない気がする。

可能であれば試聴してから購入の可否を決めるのが良いと思うけど、まともに試聴できるのってeイヤホンくらいしか見たこと無いからハードル高いよなぁ……。