足摺り水族館 / panpanya
大学6年生くらいから丸4年半ほど某チェーンの本屋でアルバイトをしておりまして、いつも通りに出勤したらこれが平積みで大量に入荷してて訝しんだのが第一印象。
本部のゴリ押しで大量入荷したのか、はたまた当時のコミック担当が謎の力学で仕込んだのかは今となっては完全に謎ではあるんだけど、本の装丁も妙に凝ってるし描き込まれた背景画とほわっとしたキャラが独特の味を出してるしで異様な雰囲気を醸し出してたなぁという思い出。
在庫を腐らせるわけにもいかなかったのか、レジの目の前で大量陳列されてたものの結局売れたのは10冊にも満たなかったような気がする。
その売れた数冊のうち1冊は自分の手元に残ってるし、これ以降の作品集も何気に買い続けてるから何がきっかけでハマるかなんてわからんもんです。
電子書籍全盛の昨今ではあるけれど、panpanya先生の商業作品でこれだけは版元の関係か作品の性質上か電子書籍化されていない模様。
ただ、これに限らずpanpanya先生の単行本は装丁が凝ってるので紙の本で入手するのをオススメします。
漫画の内容も説明せずに薦めるなんてどういう了見だテメーコノヤローって言われそうだけど、言語化しにくい白昼夢みたいな漫画だから実際に読んだ方が早いと思うので……。